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滝塚 知典; JT-60チーム
Fusion Technology, 34, p.301 - 307, 1998/11
W型ポンプ付ダイバータのJT-60Uにおける熱と粒子制御実験の最新成果を報告する。ドーム及び主プラズマからのガスパフにより不純物のX点への逆流が少なくなった。高密度時のデタッチプラズマ及びネオン添加による放射プラズマによりダイバータ板への熱負荷が減少した。ヘリウムビーム入射プラズマにおいて効率の良いヘリウム排気が実証された。高閉じ込め実験結果も報告する。強加熱ELMyHモードプラズマを不純物の増加なしに9秒間保持した。負磁気シアプラズマにおいて低プラズマ電流領域においても高いQ~1を得た。最後に負イオン源中性粒子ビーム入射実験について紹介する。
中平 昌隆; 角舘 聡; 岡 潔; 武田 信和; 阿向 賢太郎*; 田口 浩*; 瀧口 裕司*; 多田 栄介; 柴沼 清; T.Burgess*; et al.
Fusion Technology, 34(3), p.1160 - 1164, 1998/11
国際熱核融合実験炉(ITER)では、炉内機器の保守は高い放射線のため遠隔操作で行う。特にブランケットとダイバータは高熱と粒子線によって損傷を受け、定期保守を必要とする。ブランケットは遠隔保守を考慮してモジュール化され、重量約4トン、要求設置精度は2mmである。この要求を満たすため、軌道走行式ビークル型マニピュレータの開発を進め、実規模のマニピュレータと軌道展開システムの製作を終了した。ダイバータはカセット構造であり、重量約25トン、据付精度は2mmである。これに対し、実規模のカセット炉内外搬送システムを開発した。本論文ではこれらの設計概要を示し、基本性能試験結果を述べる。